概要
プログラムで「成績 3 教科分」「メンバー 5 人分」のように 同じ種類のデータを複数まとめて扱いたい 場面は山ほどある。そのたびに $score1, $score2, $score3 と変数を増やしていくと、ループも書けず、関数にも渡しにくい。配列 は「複数の値を 1 つの箱にまとめて、添字で取り出せるようにした入れ物」で、ここから先のすべての処理 (走査・集計・並べ替え・整形) の出発点になる。
PHP では配列を [1, 2, 3] と書く。これが現在の 推奨記法 で、ドキュメントやフレームワークでもこの形が主流。古いコードでは array(1, 2, 3) という形も出てくるが、意味は同じなので「読めればよい」レベルで構わない。要素はカンマで区切り、文字列・数値・真偽値などを自由に混ぜられる。
PHP の配列にはひとつ知っておくべき特徴がある。整数の添字で並べる配列と「キー = 値」で持つ連想配列が、内部的には同じ型 として扱われる。[1, 2, 3] は実際には [0 => 1, 1 => 2, 2 => 3] という「順序付きの対応表」だ。この章ではまず「整数の添字で並ぶ素直な配列」を作るところから始め、print_r で中身を覗いて、頭の中に箱のイメージを作る。
学習目標
- 複数の値を 1 つの変数にまとめる「配列」が書ける
[1, 2, 3]記法とarray(1, 2, 3)記法の両方を読める- 作った配列を
print_rなどで確認できる
ドリル
| no | 内容 |
|---|---|
| 01 | 整数 3 つを入れた配列を作って中身を表示 |
| 02 | 文字列 3 つを入れた配列を作って中身を表示 |
📝 演習: ドリル 01 — 整数 3 つの配列
問題
整数 10, 20, 30 を入れた配列を作り、print_r で中身を表示してください。
期待される出力:
Array
(
[0] => 10
[1] => 20
[2] => 30
)ヒント
$nums = [10, 20, 30];print_r($nums);
📝 演習: ドリル 02 — 文字列 3 つの配列
問題
文字列 "赤", "青", "黄" を入れた配列を作り、print_r で中身を表示してください。
期待される出力:
Array
(
[0] => 赤
[1] => 青
[2] => 黄
)ヒント
$colors = ["赤", "青", "黄"];print_r($colors);