概要
変数はプログラミングで最初に出会う 「値を入れておく箱」 の概念で、計算結果や入力された文字列など、後で使い回したいデータに 名前を付けて保管する ための仕組みだ。変数を使えるようになって初めて、プログラムは「状況に応じて動く」ものになる。
PHP の変数の最大の特徴は 必ず先頭に $ を付ける ことだ。書き方は $name = "鈴木"; のように $名前 = 値; で、echo $name; のように使う。大文字小文字は区別される ので $Name と $name は別物となり、ここを混同するのが初学者の典型的なつまずきだ。型 (整数か文字列か) は宣言しなくてよい 動的型付け で、後から別の型を入れ直すこともできる (PHP 7 以降は型ヒントで安全性を高められるが、本章では扱わない)。
もうひとつ気を付けたいのが 未定義変数の参照。タイプミスで $name を $nmae と書くと、PHP は警告を出すか、空文字として黙って動いてしまう。エディタの補完を使う、変数名は意味のある単語にする、という習慣を早めに付けておきたい。
学習目標
$名前 = 値;の形で変数に値を入れられるechoで変数の中身を取り出せる- 変数名のルール (
$で始まる・英字とアンダースコア) を言える
ドリル
| no | 内容 |
|---|---|
| 01 | 変数 1 つに代入して出力 |
| 02 | 変数 3 つに代入して順に出力 |
| 03 | 変数の中身を後から書き換える |
📝 演習: ドリル 01 — 変数に入れて出力
問題
$name という変数に "太郎" を代入して、次のように出力してください。
期待される出力:
太郎ヒント
- 代入は
$name = "太郎"; - 出力は
echo $name . "\n";
📝 演習: ドリル 02 — 変数 3 つを順に出力
問題
次の 3 つの変数に値を代入して、上から順に出力してください。
| 変数名 | 入れる値 |
|---|---|
$name |
"花子" |
$age |
20 |
$city |
"東京" |
期待される出力:
花子
20
東京ヒント
- 代入を 3 行書く
echoも 3 行書く- 各行の末尾に
\nを入れて改行
📝 演習: ドリル 03 — 変数を書き換える
問題
変数 $score に最初は 60 を代入して出力し、その後 80 に書き換えてもう 1 回出力してください。
期待される出力:
60
80ヒント
- 同じ変数名にもう一度
=で別の値を入れると上書きできる - 書き換える前と後で 1 回ずつ
echoする