概要
PHP は元々「Personal Home Page Tools」という名前で、HTML の中に部分的にプログラムを差し込んで動的なページを作る ための道具として 1995 年に生まれた。本格的な Web アプリを支える言語に育ったあとも、「HTML がベースで、必要なところだけ <?php ?> で囲んでスクリプトに切り替える」 という設計思想は文法の根っこに残っている。
具体的には、.php ファイルの中で <?php ?> タグの 外側 に書いた文字はそのまま出力され、内側 だけが PHP として実行される。しかも <?php ?> ブロックは 1 つのファイルに複数置ける ので、HTML の途中に何度でも処理を差し込める。<h1>こんにちは <?php echo $name; ?> さん</h1> のような書き方が成立するのはこの仕組みのおかげだ。なお ?> 直後の改行 1 つは PHP の仕様で自動的に消える、というクセも覚えておくと混乱しない。
現代の実務では Twig や Blade のような テンプレートエンジン を間に挟むのが主流で、<?php ?> をベタ書きする機会は減っている。ただしそれらも内部ではこの「HTML と PHP の混在」を整理した上に成り立っているので、もとの形を一度自分の手で書いておくと、後でフレームワークを学んだときに 裏で何が起きているか が見える。
学習目標
.phpファイルの中に HTML と PHP を混ぜて書ける<?php ?>タグの 外側 に書いた文字はそのまま出力されると理解する<?php ?>ブロックを 複数 置ける
ドリル
| no | 内容 |
|---|---|
| 01 | HTML テキストと <?php echo ?> を 1 ファイルに書く |
| 02 | <?php ?> ブロックを複数置く |
📝 演習: ドリル 01 — HTML テキストと PHP を混ぜる
問題
.php ファイルの中に タグの外の文字 と <?php echo ?> を混ぜて、次の出力を出してください。
期待される出力:
今日の天気は 晴れ です。
条件:
- 「今日の天気は 」と「 です。」は
<?php ?>の 外側 にそのまま書く - 「晴れ」だけ
<?php echo "晴れ"; ?>で出力する
ヒント
- 形:
今日の天気は <?php echo "晴れ"; ?> です。 - 末尾の改行を忘れない (タグの外で改行を入れて OK)
📝 演習: ドリル 02 — `<?php ?>` ブロックを複数置く
問題
1 ファイルの中に <?php ?> ブロックを 2 つ以上 置いて、次の出力を出してください。
期待される出力:
名前: Taro
年齢: 20
条件:
名前:と年齢:の部分は<?php ?>の 外側 に書くTaroと20は 別々の<?php echo ?>ブロックで出力する
ヒント
- 形:
名前: <?php echo "Taro"; ?> 年齢: <?php echo "20"; ?> - それぞれ別の行にして、
<?php ?>ブロックを 2 つ並べる