概要
配列に対して 「要素数を数える」「合計を出す」「最大値を取る」 という処理は、現場で毎日のように発生する。これを毎回 for ループで書いていると、コードが長くなり、ミスも増える。PHP には配列を扱う 組み込み関数が 200 以上 用意されていて、よく使うものを覚えておくと数行で済む処理がたくさんある。
この章ではその第一歩として、最頻出の 4 つを身につける。count($arr) は要素数を返す。array_sum($arr) は数値配列の合計を一発で計算する。max($arr) と min($arr) は最大値・最小値をそれぞれ返す。どれも引数に配列を渡すだけで動くシンプルな関数で、「使えるかどうか」で書くスピードが変わってくる。
組み込み関数を使う最大のメリットは、自分で for ループを書くより速くて短く、バグが入りにくい こと。PHP の組み込み関数は C 言語で書かれていて高速だし、何より「合計を求めたい」という意図がコード上ですぐ読み取れる。次章では同じ処理を あえて for で組む ことで「裏で何が起きているか」を理解するが、本番のコードでは積極的に組み込みを使う。これがプロのコードらしさの第一歩になる。
学習目標
count($arr)で要素数を取得できるarray_sum($arr)で合計を一発で計算できるmax($arr)min($arr)で最大・最小を取得できる
ドリル
| no | 内容 |
|---|---|
| 01 | count() で要素数を出力 |
| 02 | array_sum() で合計を出力 |
| 03 | max() と min() を組み合わせて「最大 - 最小」を出力 |
📝 演習: ドリル 01 — 要素数を数える
問題
配列 [3, 1, 4, 1, 5, 9, 2, 6] の要素数を count() で取得し、echo で 1 行出力してください。
期待される出力:
8ヒント
$nums = [3, 1, 4, 1, 5, 9, 2, 6];echo count($nums) . "\n";
📝 演習: ドリル 02 — 合計を計算
問題
配列 [12, 8, 25, 5, 50] の合計を array_sum() で計算し、echo で 1 行出力してください。
期待される出力:
100ヒント
$nums = [12, 8, 25, 5, 50];echo array_sum($nums) . "\n";
📝 演習: ドリル 03 — 最大と最小の差
問題
配列 [22, 30, 18, 27, 25] について、最大値と最小値の 差 (最大 - 最小) を echo で 1 行出力してください。
期待される出力:
12ヒント
$nums = [22, 30, 18, 27, 25];echo (max($nums) - min($nums)) . "\n";